●事業の実施目的及び内容
| IT研修の目的は、中小企業の経営者や従業員を対象にパソコンやIT関連機器の活用法やデジタル化の重要性について学んでいただくことです。そのために、セミナーや講習会を開催しています。これにより、中小企業の方々が情報化について正しい理解を深め、経営に役立てられるよう支援しています。 | ![]() |
●受講企業・受講者の声
| [Excel]知って得する! Excelのハヤ技・裏ワザ [Excel]パパパッと集計 Excelデータベースの活用講座 [Excel] Excel自動化入門(マクロ&VBA) の3つの研修に多数ご参加いただいた新興工業株式会社様。 今回はその中でも[Excel] Excel自動化入門(マクロ&VBA)を受講された業務部 業務課の山本有一様と山本朋靖様にお話を伺いました。 |
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業務効率化は企業の生命線。
新興工業株式会社は、自動車部品製造の中核を担う企業として、高品質な製品を迅速に提供することを使命としています。
新興工業では、生産管理システムを導入し、基幹業務の効率化を図ってきましたが、システムだけでは対応しきれない、現場の細かなニーズや変化に柔軟に対応する必要がありました。
そこで既存システムを最大限に活用しながら、VBAによる生産性向上を目指すため、岡山県産業振興財団が実施するIT研修(Excel VBA)の受講を決めました。
具体的な目的は、出荷現場での最終出庫先確認の業務効率化に活かせる技術を身に付ける事です。
物流業務を統括する生産管理部門の困り事の多くは、数千種類に及ぶ材料・製品の入庫・払出・在庫の管理に起因しています。
正しい品番を正しい場所へ正しい数量を納める。単純に聞こえる作業も、数多の品番と全国に広がる供給仕入先の組み合わせの管理は煩雑さを極めます。特に出庫作業においては、お客様にご迷惑を掛けないよう、品番・仕向け先・数量を生産管理システムから出力された帳票に手入力でチェックしていく出荷段取りを、毎日数時間掛けて行っていました。
この仕事を今回の研修内容を活かして業務品質をさらに向上させながら効率化を図るべく、システムからの出力情報をCSVファイル形式にしてダウンロードし、Excel VBAを使って品番・仕向け先・数量の情報を重複しない№にしてQRコードを生成するプログラムを作成しました。
さらに、現場サイドにデジタルデバイスとQRコードリーダーを用意し、抜け・漏れ・ダブりを防ぎながら出荷確認するフローもExcel VBAで作成した事で、確認作業の品質が向上したにも関わらずその時間が大幅に削減されました。
今回は特に出荷確認が大変な品番で限定トライしましたが、順次横展開して更なる業務効率化に励んでいきたいと考えています。
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●Excel VBAの重要性と活用
新興工業における生産管理業務では、既存の生産管理システムだけでは対応できない、以下のような業務をExcel VBAで補完しています。・特定の顧客向けに、システムでは出力できない形式のレポートを作成。 ・システムに登録されていないデータ項目を追加したり、既存のデータを加工して提出。 ・システムで集計・分析するよりも、Excel VBAの方が手軽で迅速に結果を得られる場合。 このようにExcel VBAを活用していますが、職場全体でVBAスキルを持つ人材を増やしたいという気持ちがあったので会社から多くの受講を勧めました。実際に受講して使いこなせる従業員が増え、今年度も新たに2名申し込んでいます。 |
●今後について
| 冒頭からあるとおり、既存システムを活用しながら生成AIやマクロを使う事でいかにデジタル化を推進していくか、その実践スキルの習得が鍵だと考えています。 当社のような規模の会社では、基幹システムを現代的な仕様にすべく切り替える、もしくは大幅改修する、というのは人員的にもコスト的にも難しい。 その為、既存システムを引き続き基幹としながらも、必要な業務ツールを適宜自分達の手で作成出来るスキル獲得に継続的に取り組みたい。同時に、生成AIが作成したプログラムの意味や成り立ちは理解出来ていない、同じ部門なのに個々人のツール間連携が出来ない、という業務ツールが散在する可能性も懸念しています。 これには組織全体のITリテラシー向上研修の継続的実施や、そもそもデジタル化する「目的は何か」を論理的に考えられる人材教育をもって対応し、ツールに使われるのではなく使う人財を育てていきたいと考えています。 (経営企画部 古富匠人部長) |
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●支援先企業の概要
企業名:新興工業株式会社資本金:8,000万円
従業員数:439名(2024年5月時点)
事業内容:自動車・農機・産機部品製造
ホームページ:自社ページ、おかやま企業情報ナビ

●岡山県産業振興財団から
ITといえば、昨今どの業種でも切り離せない存在となってきました。そんな中、IT研修事業の内容を構築するにあたり、”広く浅く”となりがちでした。それでも、一人ひとりの業務に寄り添える形をと「仕事の中でどう生かしていくか」を考えていただけるきっかけになればという思いで企画しております。
今回の訪問を通じて、実際に研修を受講された方が、現場でどのようにITの学びを活かしているのか、またどのような視点で研修に向き合ってくださっていたのかを知ることができ、私たち事務局にとっても多くの気づきがありました。
そして、受講者様のリアルな声は、私たちにとって大きな励みになりました。
貴重なお時間をいただきました、新興工業株式会社の皆様には心より感謝申し上げます。今後の研修がより実践的で役に立つものになるよう、引き続き努力してまいりたいと思います。
(総務企画課 鈴木)






